【2】フェニックス法の成立にかかわる議論(1981年)

1981年にはフェニックス法が具体的に提案され、国会で議論された。フェニックス法の国会議論においては、自治体がごみ処理を担っている関係で、自治労が大きくかかわった。ここでは労働組合としての雇用条件や労働環境といった話ではなく、不法投棄やごみ減量対策、ごみに関する調査研究の必要性など、幅広く当時の社会問題を指摘し、検討がすすめられた。  国会での審議は2か月半にわたったが、街頭広報や、シンポジウムなどで社会的な議論を持ち上げ、10回以上の委員会で取り上げられ、附帯決議や、省庁合意事項などを含めた形で、具体的な方向性が示された。 以下、順次主要な記録を読み解く。

前へ 次へ