6-1 ごみの日・ごみの環境教育
フェニックス法案の議論の中で、1981年5月11日に厚生省と自治労の間で確認された文書の中で、「廃棄物に対する国民意識の啓発をはかるため「ゴミの日」(仮称)の制定や、文部省と協議し、社会教育や学校教育(副読本)の内容としても具体化をはかるよう努力する」とあり、1981年6月2日の参議院付帯決議でも、「最終処分量の減量化のため、再生利用、再資源市場の研究について積極的に取り組むこと。なお、廃棄物の発生量の増大をきたさないよう国民に対する使い捨て意識の変革などの啓蒙を行なうこと。」としている。
1985年12月14日の自治労と厚生省の合意でも「廃棄物の減量化、再生利用のための自治体による分別収集を評価し、厚生省及び自治労において引き続き廃棄物に対する国民意識の啓発を図るための行事等を実施するとともに、文部省等関係機関と協議し、社会教育や学校教育(副読本)の内容としても具体化を図るよう努めること。」とされている。
1993年に厚生省が毎年5月30日~6月5日を「ごみ減量化推進週間」として制定し、その後1997年に「ごみ減量・リサイクル推進週間」に改称された。なおその開始日である5月30日は、読み方から「ご・み・ぜろ」の日として、1980年代ころから使われていた。
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