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廃棄物迅速分析システム

 大阪湾フェニックスセンターでは、10か所の積出基地で、廃棄物を船に積み替えて、4か所(うち受入中は大阪沖と神戸沖の2か所)の、最終処分場に運び込まれます。計画策定当時、大阪湾の海洋汚染を引き起こさないように、搬入される廃棄物が適正なものかを、厳しくチェックする仕組みが模索されました。

 その時に開発され、運用されてきたのが「廃棄物迅速分析システム」です。

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 トラックで搬入される廃棄物については、展開して目視検査が行われますが、それに加えて、有害物が含まれていないかサンプリングを行い、分析をすることも実施されました。通常であれば、現場ではサンプリングだけを行い試験施設に持ち込んで化学分析を行うのですが、廃棄物迅速分析システムでは、分析装置を搭載した車を積出基地に設置し、その場で分析を行うことがされました。

 分析装置については正規のものは入らないため、簡易分析ではありますが、搬入される基地に予告なしに分析車が止まり、ランダムでサンプリングされるというのは、搬入事業者にとっては、大きなプレッシャーにもなったことでしょうし、「最終処分場に変なものは搬入できない」という考えを定着させていくことにつながりました。

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 当時は産業廃棄物の不法投棄も大きな問題となっていた時期ですが、こうした監視体制を敷くことにより、大阪湾フェニックスセンターへの意図的な不適正物の搬入は避けられました。

 ただ廃棄物迅速分析システムについては、維持費用がかかるため、車検の更新に合わせて廃車となりました。


添付ファイル: filephoenix_car4.jpg 126件 [詳細] filephoenix_car3.jpg 144件 [詳細] filephoenix_car2.jpg 104件 [詳細] filephoenix_car1.jpg 139件 [詳細]

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Last-modified: 2020-02-25 (火) 18:21:26 (644d), by NPO法人 環境安全センター